VBScript には標準でドライブを扱う関数は準備されていない。
ドライブを扱うときは FileSystemObject を使う。
FileSystemObject でドライブを扱う方法を紹介する。
使用できるドライブオブジェクトのコレクションを取得する(Drives プロパティ)
Drives プロパティで、ローカルコンピュータで使用できるドライブオブジェクトのコレクションを取得できる。
fso.Drives以下のスクリプトは、ローカルコンピュータで使用できるドライブを出力する。
Dim drive For Each drive In fso.Drives WScript.Echo drive.Path Next
出力結果
C: D: E:
ドライブオブジェクトを取得する(GetDrive メソッド)
GetDrive メソッドでドライブオブジェクトを取得できる。
Dim drive Set drive = fso.GetDrive( DriveSpec )
DriveSpec に取得するドライブを指定する。
戻り値としてドライブオブジェクトが返る。
存在しないドライブを指定、あるいはフォルダやファイルのパスを指定した場合、実行時エラーが起きる。
ドライブの存在を確認する(DriveExists メソッド)
DriveExists メソッドでドライブが存在するか確認できる。
fso.DriveExists( DriveSpec ) DriveSpec にドライブ文字を指定する。
ドライブが存在する場合は True 、そうでない場合は False が返る。
引数に指定するのは、ドライブ文字だけにすること。
次の書き方であれば True が返る。
fso.DriveExists("C") fso.DriveExists("C:") fso.DriveExists("C:\")
パスを指定してしまうと False が返る。
そのパスのドライブが存在したとしても False 。
fso.DriveExists("C:\Windows")