これは今よりずっとずっと、はるか昔の話なんですけどね。
はたしてどこまで本当なんでしょうねw
あるところに神様の娘である織姫という女が住んでいました。
織姫は機を織るのがすごく上手で、彼女の織る布は、たいへん美しく丈夫で、すばらしいものでした。
仕事熱心な織姫は来る日も来る日も明けても暮れても、機を織り続けていました。
そんな織姫を心配して、神様は娘の結婚相手を探すことにしました。
川辺に牛飼いの男が住んでいました。
彼の名は彦星。
牛の面倒をよく見る仕事熱心な青年でした。
神様は牛の世話をする彦星を見付け、声をかけました。
「君はたいそう真面目に働いている。どうだろう。私の娘、織姫と結婚してはくれまいか」
彦星は言いました。
「私のような者で良ければ喜んでお受けいたします」
織姫と彦星は夫婦になりました。
神様もこれで一安心。
……のはずだったのですが。
結婚した織姫と彦星はいつも川のほとりで話をしてばかり。
まったく仕事をしなくなりました。
神様が「そろそろ仕事をしたらどうだ?」と言っても、一向に仕事を始める様子はありませんでした。
そんな二人を見て、神様、ついに怒ります。
「キミら一緒にいないほうが良いんじゃね?」
神様は織姫は川のこっち側に、そして彦星を川のあっち側に引き離し、一年に一度、七月七日の夜にだけ会うことを許したのでした。
織姫と彦星は悲しみに暮れました。
一年に一度なんてひどすぎる。だって私たち、新婚さんなんだもん。
引き離された二人は、毎日毎日泣いていたそうです。
そしていつしか気付いたときには、二人は星になっていたとのことです。
なんで星になったのか。
それはいまでもわからないままです。